2007/05/05(土)
『躾は鎧になる』


アクセスありがとうございます。
風花(M・ダックス4歳♀)、しじみ(シーズー3歳♀)、桜子(ラブラドールレトリバー2歳♀)
3匹の看板犬擁する『ペットショップfuca』店長による、ひたすら「犬の話」です。




一昨日お昼前、ずっとトリミングに来てくれていた子の飼い主さんから電話がありました。
こちらのご家族、つい最近引越されたところなのですが・・・

実は引っ越した先で「犬の鳴き声」に対してのクレームがご近所からあったそうで、すったもんだの挙句、ご主人は「声帯を切る」か「保健所に相談する」の2者択一で考えていると・・・。

奥さまは、そんなことするくらいなら誰か貰ってくれる人を探したいと・・・お店に電話をかけてこられたわけです。

「声帯を切ることと、保健所に相談することは言語道断」

ということだけを伝え、すぐに新しい飼い主さん探しをすることになりました。
幸いにも先方ですぐに新しい飼い主さんがみつかり、早いことにお昼過ぎには犬の引越しも完了。

しかも素晴らしい環境のお家へ行ける事になって一安心だったのですが・・・
今までの飼い主さんは、その子と別れたあと大泣きされていました。
そりゃそうですよね・・・

約8年間、家族同然に暮らしてきた子を手放さないといけなくなった引越し。
新しい引越し先のご近所の方が犬に対してどういう目を持っておられるか・・・
引越し前にそこまで調べることはまず不可能だと思います。

今回のご相談があったときに飼い主さんに聞いてみました。
「前のお家のときもそんなにないていたのですか?」
答えは「お留守番でゲージに入れるとないていた」ということでした。
正直「?」だった私です。
その子はペットホテルも常連で、私自身ももう3年以上の付き合いになります。
そして私は、皆無といっていいほどその子の泣き声を聞いたことがない。もちろんゲージの中でも・・・

「じゃぁ何とか出来るんじゃないか?」という感想を持たれる方も多いかも知れません。
実際私もそう思いました。
しかし、ご当人にとっては切羽詰った問題、いや・・・緊急を要する大問題だったわけで、とても今から『なかないような環境を作る』ということは物理的にも精神的にも不可能だったわけです。

幸いにもその子は、人当たりも犬当たりもよく、非常に社交的な子だったので、新しいご家族の下でも問題なく過ごしていってくれることと思います。うちのペットホテルでもまるで我が家の子状態でしたから(笑)

そして、少なくともそういう社交的な子に育てられた飼い主さんの躾が、すぐに新しい飼い主さんが見つかる武器になりました。
あともう一歩、お留守番でもなかない様にさえ出来ていれば・・・と悔やまれます。


『躾は犬とご家族を守ってくれる鎧になる』


まさにその通りですなぁ。





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